30歳になって…

年末は帰省して中高の同級生に会ったり、甥っ子と遊んだりしていた。
同級生との不毛な昔話がまたいいものだ(いい意味で)。
紅白ではセンターで歌う生駒ちゃんをみて誇らしかった。
同じ秋田の藤あや子のバックで踊るのもよかった。
実家には今年も生駒ちゃんの家から年賀状が届いていたぜ。

しかし、帰省するたびに実家で暮らすという選択肢はなくなっていくな。
理由はよくある一般的なものだが、衰退していく様をたまに帰った時に眺めるくらいがちょうどいいな。
俺はこう東京で暮らしていると地元愛みたいなものが強くなってくるんだが、かといって地元とか秋田県をどうにかしたいと思わないし、高齢社会のなかではどうにもならないだろう。ただ、最低限持続可能な社会インフラを維持したコンパクトな街になってほしいとは思うな。

正月に誕生日を迎えて30歳になった。
10年前の20歳の時に今の姿を見たら死にたくなるだろうな。
10代、20代を振り返ると明らかに人生を失敗したようだ。
これから人並みの幸せを手に入れてもこの虚しさが消えないとしたら辛いな。

とりあえずは仕事を頑張るしかないな…。

能代工業の応援に行ってきた。

昨日はウインターカップに出場している能代工業を応援するために東京体育館に行ってきた。

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能代工業といえばバスケをやっている人なら誰でも知っている名門校だ。俺が中学生の頃には、田臥がいて3年連続3冠の偉業を成し遂げた。近年は他校が留学生を呼んだりリクルーティングに力を入れてるから成績はパッとしないが、それでも依然として全国屈指の強豪校だ。

スタメンをみると県外出身者が多かった。秋田の高校野球やサッカーは公立中心で(そもそも私立が数えるほどしかない)、県外からスポーツ特待生を呼ぶことは少ないのだけどバスケットは例外のようだ。田臥も横浜出身だしね。もちろんリクルーティングもしてるんだろうけど、能代工でバスケやりたいと入ってくる人も多いんじゃないか。これ公立だっていうもがポイントだよね。そりゃ私立の強豪校のほうが練習環境はいいはずだけど、能代工は卓越した指導者と圧倒的な練習量でそこをカバーする。田臥時代の加藤監督は本当にカリスマ性があった。かつての能代工っていうのは徹底して泥臭いんだけど、試合は常勝軍団らしくスマートに勝つ。いまの高校生もこういう語り草を親から聞いて能代工に憧れてくれたら嬉しいな。

試合は能代工が勝った。相手の留学生の動きも封じていた。試合内容についてはよく分からないが、俺も能代工側のスタンドに陣取って周りの人と一緒に応援するのが楽しかった!なまはげもいたぞ!あれはいいのか笑

しかし改めてみるとバスケはすごいな!コートにいるメンバーは周りの状況を瞬時に判断して主体的に動かないといけない。誰一人として無駄な動きはできない。というか頭良くないとダメだね。今度はプロの試合も見に行くか!

おかげで気分よく年越しを迎えられそうだ!

 

コンサートや紅白のことなど

20日、武道館に乃木坂のコンサートを見に行ってきた。
乃木坂のコンサートは去年の仙台と、今年の神宮に続き3回目だ。

席はアリーナA8。
持っていったキンブレは同行者に渡し基本地蔵で見ていた。
内容的には特筆すべきところはなくて、むしろ途中の妄想クリスマス?企画は
中弛みがひどく座ってみていたかった。

肝心の生駒ちゃんだが冒頭のMC以外はほとんど目立たず寂しかった。
昔はもっと曲中に煽りなど入れてた気がしたが。
それに太陽ノックを歌わなかったんじゃないか?
こうして徐々に生駒ちゃんのプレゼンスが低下していくようで悲しいな。

 

そして昨日、紅白で歌う曲が発表された。ひとまず「君の名は希望」で安堵した。
生駒ちゃんの曲である「制服のー」か「君の名ー」を歌ってほしいと願っていたが。
2ちゃんのスレではどのverで歌うのかと話題になっていたけど
てっきり生田がピアノを弾くスローテンポなものがデフォだと思っていた。
こっちをyoutubeでよく聴いていたからな。
でも改めてCD音源を聴いてみると、原曲のミディアムテンポ?のほうがいいな。
紅白では是非こちらでお願いしたい!

大晦日は実家に帰って地元の代表である生駒ちゃんを応援しよう!

乃木坂46生駒ちゃんと握手する!

11月22日、横浜パシフィコ。12thシングル発売記念 個別握手会。

午前10時半、北新宿のボロアパートを出発。
新宿で湘南新宿ラインに乗り換えていざ横浜へ。
車内では気持ちを高めるために優雅にグリーン車に乗る。
あとはパシフィコ横浜まで行けば生駒ちゃんと握手し会話できるのだ。。。

思えばここまで長かった…。

何を隠そう俺は生駒ちゃんと同じ由利本荘市出身であり、
なおかつ小・中が同じなのだ!年齢は10歳違うが…。
俺の同学年には隣の中学校に加藤夏希がいて、
彼女が芸能界でそこそこ活躍していたのがささやかな誇りだった。
しかし今回は違うぞ。隣の中学校ではなく同じ中学校w
高校は俺が地元の進学校に行き、生駒ちゃんは○○高校だ。
少なくとも15、16歳までは俺の同級生と同じく
全く普通の女の子だったわけだ。

そんな生駒ちゃんの活躍は俺の希望であり、誇りであった。
またどれだけ励まされことか。
そして自分との現状の落差にどれだけ絶望したことか…。 

もともとハロヲタからAKBに鞍替えして2010年頃まで
ヲタ活していたからアイドル全般は好きで、
乃木どこが始まってすぐに秋田出身の子がいると知った。
でも、本荘出身だと知ったのは2012年新春の秋田魁新報だろう。
一面で生駒ちゃんが取り上げられて、(由利本荘市出身)と書いてあるから
親に聞くと○○の○○さんのところの娘さんだと…。

そして、翌月のCDデビューから5作目までセンターになり
名実ともに乃木坂の顔に…。

当時の生駒ちゃんを乃木どこや歌番組をみて思ったのが、
まずはオーディションを受けてくれてありがとう、と。
田舎の子がよくぞ応募してくれだものだと思った。

そもそも田舎に住んでいるとおよそ芸能界に入りたいとは
口にするのも憚られるし、夢見ることすら滑稽だったりする。
これが都市部であればダンススクールや子役の劇団がたくさんあるから
目標を公言したり共有できる環境や仲間ができやすいのだろうけど。
だから、まずは意思をもって応募してくれたことに感謝したかった。

何事も一歩を踏み出さないと始まらないのだ。

その後、生駒ちゃんはセンターから降りるが、
相変わらず乃木坂の顔としてテレビによく出ていた。
俺も在宅系として陰ながら応援していた。
AKBと兼任になった時は総選挙で健気に5票も投じたw
選抜に入った時は嬉しかった。心のプラカードは一番好きな曲だ。

俺は握手会に行きたかった。
ただでさえ生駒ちゃんの握手券が
売れていないのも知っていたからだ。

しかし、行けなかった。

それは俺自身が胸を張って生駒ちゃんと握手できるような
状況になかったからだ。
乃木坂の知名度、CDセールスがうなぎのぼりに上がるのとは正反対に
俺の私生活は惨憺たるものだった。
仕事を辞めひたすら語学の勉強をする毎日…。
翻訳で食っていこうと思ったものの
なかなか先が見えずいい歳してアルバイト生活。

いつかこの惨めな生活から脱し、
自分の食い扶持を稼げるようになったら
堂々と握手会に行こう、と。

生駒ちゃんとの握手するというのが
この頃のモチベーションの一つだった。

そして夏に公開された「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」。
この映画をみて生駒ちゃんの魂の純度に度肝を抜かれた。
プリンシパルの自己アピールで、
センターという立場と実際の人気とのかい離に苦悩し、
自分をうまく表現できない生駒ちゃんの

「私は変わりたい…変わりたい!」

俺は自分のこれまでの生き方を猛省した。
ここまで自分と真剣に向き合って何かに熱くなったことがあるのかと…。
見終わるたびに俺はいい歳をして思うのだ。
すでに社会のレールを踏み外し、
取り返し困難な状況にあるが、
それでもまだあきらめたくない。

「俺も変わりたい!まだ人生あきらめない、
生駒ちゃんみたいにいつか故郷に錦を飾りたい!」

生駒ちゃんはやはり希望だ。

話が飛躍したが、劇中に見覚えのある風景が
たくさん登場したのも単純に嬉しかった。
小学生の頃に親と秋田フォーラスにある映画館で
もののけ姫を見て以来、映画館に行ったことなかった俺が
4回も見に行った! 

太陽ノックでは7作ぶりにセンターだ。
いよいよ機は熟したのだ。


11月22日の横浜パシフィコでの握手会。
2部15枚と3部25枚合わせて40枚CDを買った。
初参加で40枚は多いかと思ったが少ないくらいだ。

握手会にのぞむにあたり、
悲壮感もあったが、すがすがしい気持ちであった。 

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予定より早く横浜駅に到着。時間があるので歩いて会場へ。
到着するとそこにはヲタクの群れ。
やはりピンチケが若干多いがこれまでの現場とそう変わらない。

一人で来ていたからトイレで容姿チェックしさっそく会場内へ。
AKBで握手会は来ていたから流れは把握している。
ボディチェックを抜け生駒ちゃんのレーンを確認。
平静を装いさくっと握手してしまおうとそのレーンに向かうと…

 

!!!

 

人が誰もいない!

過疎っているというレベルじゃない。
閉店ガラガラ状態だ。

まさかここまで人気がないとは…と呆然としながら
受付しようとするとスーツの男が
「体調不良で2部は中止、3部以降も本人の体調次第になります」

この瞬間本当に崩れ落ちそうになった。
数年越しにようやく来た握手会が中止になるなんて。
まさかここまで運がないとは…。
自分の人生を恨んだ。

思えばこれまでの人生でも決定的な局面では過ちを繰り返してきた。
大学入試、就職、恋愛…・
しかし自分の矜持のためにはその選択が間違いでなかったことを
証明するために必死にもがくしない。
状況を冷静に受け止め、そこからリカバーするしかないのだ。

係員にこの握手券はどうなるのかと聞くと
ほかの握手会で振替として使えるとのことだった。

仕方がないから2部はあきらめるしかない。
会場から出るとひとまず振替制度について調べた。
なるほど他の日程のどの部でも自由に使えるようだ。
しかし、これはメンバーにとっては大変だろうなと思った。
極力その日のうちにすべて捌きたいはずで
生駒ちゃんも無理して3部は出てくるかもしれない。

しかしそうなると、俺が3部で握手する生駒ちゃんは
体調悪いけど無理して出てきた不完全な生駒ちゃんになるわけだ…。

俺は正直思った。
今日はもういいから。無理しないで。
万全の体調のときにまた会おう。

状況がどうなるか分からないなか
隣の会場でやっていた家具や医療系のフェアをみて
時間をつぶしていた。

3部の時間が近づくころには同じく生駒ちゃんの先輩にあたる
同級生の友達と合流した。
それまでの顛末などを話しているうちに
時間がきたのでとりあえず再度会場内へ。

どうやら生駒ちゃんは復活したようだ…w

ええい、あとは流れに身を任せるしかない。
3部は完売しているだけあって列も長い。
まずは5枚出しだ。

隣のブースはNACK5ラジオパーソナリティ斉藤優里だ。
彼女とそこらへんにいるサマンサタバサの店員との違いはよく分からないが
とりあえず愛想はかなり良さそうだ。

言うことを頭のなかで反芻しながら
淡々と列が進むのを待つ。
自分の順番が数人前までくると生駒ちゃんの顔も見ることができる。
コンサートでは見たことあったが至近距離は初めてだ。

 

!!!

 

マスクをしている…!

ようやく会えた生駒ちゃんはマスクで顔を隠している…。
おまけに体調もすぐれないのだ……。

とはいえここまでくると冷静になる。
前の人が1枚出しばかりであっという間に順番が来た。
ついに夢にまで憧れの生駒ちゃん。
しかしマスクをしていてかわいいかどうかよく分からない…。
言うことは決まっていた。

 

「今日初めて来たんだけど、本荘出身でさ
おまけに○○小、○○中だから生駒ちゃんと一緒なんだよー」

 

これに対して生駒ちゃんは…

 

「そうなんですね。」

 

おい、おい、おい、おーーい!!!!!!!!!!
なんだその反応は!!!

もう少しあるだろうがー!!!!!!!!!
隣のラジオパーソナリティ見習ええええ!!!!!!!!

しかもどちらかというと
「そうなんですね↘」というトーンだったぞおおお!!!

 

このそっけない反応にこの後言おうと思ったことが
飛んでしまい沈黙になったw

事前に生駒ちゃんは塩だと聞いていたが
なるほどこういうことかと合点がいった。
しかし、やはりここは
「わー本当ですか↗凄いですね!」などとの
反応がもらえると早合点していた自分が悪いのだ。

そもそも生駒ちゃんはどこにでもいるような
田舎の女の子だったのに、キャバ嬢みたいな対応されても
こっちが困るだろう。シャイで朴訥としているのが東北の人間なのだ。
生駒ちゃんは純粋に芸事をしたいという夢があって
運よくそれが叶い芸能界に入るも、その実情は握手、握手、握手…。
握手人気が芸能界での評価に直結しないことは当然である。
生駒ちゃんには握手会のことなど考えずに
自分の目標に向かって邁進してほしい。

 

この後3回くらい並び5枚以上出したから
合計すると結構話したはずだが
悲しいかなその内容が2週間以上たったいま思い出せない。

はっきりと覚えているのは
加藤夏希と生駒ちゃんが地元の誇りだと話した時に、
渡部秀もいるよ。友達が花火大会に行ったとき渡部秀見かけたんだって」

というどーーでもいい情報を教えてくれたことだw

 

25枚の握手券を使い終わりヲタク共の群れをかき分け会場を後にする。
そこにはもはや虚しさしか残らなかった…。
CDのゴミも処分しなくてはいけない。
梱包に使われてたプチプチはマーケットプレイス
本を送る時に使えるから取っておこう。 

それに振替の15枚が残っている。
近くの会場だと東京ビックサイトか…。

初参加となった握手会はほろ苦いものとなったが、
それでも俺は生駒ちゃんを応援したい。
芸能界のメインストリームを歩む生駒ちゃんの背中をみて
自分も本業をがんばりたい。
まずは翻訳の仕事を頑張ってムック本で
インタビューされるくらいまでには有名になりたい。
よーしがんばるぞー!